本人には“お宝”でも、家族からは“ゴミ”扱い…貴重なコレクションを処分されないための鉄則「4カ条」
コレクターは結構辛い
子どものころに大切にしていたゲームソフトや漫画、おもちゃなどを親に捨てられてしまった経験をもつ人は多いのではないだろうか。いまSNSを見ても、「テストの点数が悪かったので親に“推し”のグッズを捨てられた」などと嘆く学生がいる。いまだにそんな親が存在することに驚くばかりだが、こうしたトラブルは大人になっても永遠に続くのである。
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とくにトラブルに巻き込まれやすいのは骨董品のコレクターや、漫画やアニメ関連のグッズを蒐集するコレクターである。高額な骨董品の購入を巡り、夫婦喧嘩に発展するエピソードは「開運!なんでも鑑定団」でもお馴染みだろう。SNS上では、夫婦喧嘩が収束せず、コレクションを一方的に処分されたという話も数多く見受けられる。
コレクターにとって、コレクションは命の次に大事なものだ。また、『ラブライブ!』や『【推しの子】』など、アニメ作品に“推し”がいる人にとっては、グッズはかけがえのないものだろう。しかし、悲しいことに、周囲に理解されることなく辛い日々を送っている人は少なくないのである。
コレクターやファンにとって最悪な悲劇は、貴重なコレクションをある日突然、勝手に処分されてしまうことだ。このような悲劇を生まないためには、いったいどうすればいいのだろうか。
(1)普段から家族との関係を良好にしておく
最重要事項であり、基本中の基本である。家族との関係さえ良好にしておけば、勝手に処分されるトラブルは9割方避けられる気がする。が、これがなかなか思うようにできないのがコレクターの悩ましい点である。
せめて、「配偶者に無断で高額な品物を買わない」「結婚記念日には家族でディナーに行く」などして、周囲の理解を得られるように努めるべきだろう。コレクションは金がかかるうえに、何より置き場を取るため、家族の理解は欠かせないのだ。
特に、自室から溢れてしまったコレクションを、廊下などの共有部分に置くのはご法度である。現に、筆者の友人のコレクターがフィギュアを廊下に置いていたら、掃除をしていた妻に破壊され、夫婦喧嘩に発展した事例がある。これは友人にもかなり非があると思うが、とにかく大切なものは自分の部屋で管理するようにしたいものだ。
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