ジャニーズ会見で「望月衣塑子記者の暴走」にヤクザまがいの怒声をあげていた“謎の男”は「産経新聞記者」だった
彼ならやりかねない
だが、真実は違った。彼は産経新聞の記者(30代)だった。デイリー新潮が複数の参加者に、スキンヘッドに髭面でガタイのいい産経記者の写真を示すと、「彼で間違いないです」と答えた。
「ドスの効いた声でヤジっていたので、ひときわ目立っていた。確かに鈴木さんが指し示したあたりに座っていましたよ」(参加した記者)
「怖かったです。ギャーギャー騒ぎ続ける望月さんも迷惑でしたが、ヤクザまがいの怒声で恫喝する彼もどうかと思います」(別の記者)
すでに産経新聞の社内でも、話題になっているという。
「お恥ずかしい限りですが、彼ならやりかねない。“右寄り”な姿勢を隠さない記者で、日頃から言うことがドギツい。望月さんが騒ぐのを黙っていられなかったのでしょうが、記者としてあってはならない言動です」(産経新聞関係者)
産経新聞に質問状を送ると、
「当社としてもご指摘の点は確認しております。今後とも記者会見のみならず取材活動全般にわたり適切な言動をとるよう各記者に指導してまいります」
との回答だった。鈴木氏は電話取材に下記のように答えた。
「最初は直感で記者っぽくないと感じて投稿したのですが、その後、映像に残っていた男性の前後の動きを確認すると、ノートパソコンを持っていたりしていたので記者かもしれないと思い直していたところです。今後、投稿する際は注意深く、前後の状況も見て発信するよう心がけます」
かくして陰謀論は広まっていくのである。