木村拓哉を見舞う最大の危機 ドラマ「教場」の撮影延期で、次は主演映画への影響を危ぶむ声

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映画版の実現性

 民放ドラマの制作現場に詳しいプロデューサーは「フジテレビの説明は、あくまで表向きのものです」と明かす。

「延期の理由は、スポンサー撤退説が正解です。FRIDAY DIGITALが9月26日に配信した記事(註2)で、日産自動車、日本マクドナルド、オープンハウスの3社が《ジャニーズ問題が解決するまで、木村さんのCM放映は取りやめる、CM撤退も検討している》と報じました。私が聞いている話も同じで、この3社は『性加害問題が解決するまで、自分たちも木村拓哉を使わない。だからフジテレビも使わないでくれ』と要求したわけです。フジテレビは対応に苦慮したようですが、スポンサーの意向は無視できません。ジャニーズ側としても、このような状況ではやむを得ないというところでしょう」

 この決定は今後のスケジュールにも大きな影響を与えるという。「教場」は映画化も既定路線だと受け止められていたからだ。

「来春のスペシャルドラマを手堅く成功させ、次に映画版の撮影という青写真がありました。ところが、ジャニーズ事務所は2回目の会見での『NG記者リスト』の発覚など、ことごとく危機管理に失敗しています。このままですと、スポンサーの確保は当分無理でしょう。『教場』の撮影スケジュールについては全く見通しが立っていません。本来なら映画版にスポンサーは必要なく、フジテレビが出資すれば制作できます。とはいえ、ドラマが流れたのに映画を公開するということはないでしょう」(同・プロデューサー)

キムタクの今後は?

 さらに、他の主演作品にも影響が出るとの懸念が囁かれている。木村の映画主演作といえば、東野圭吾氏が原作の「マスカレード」シリーズも人気を誇っている。

 2019年には「マスカレード・ホテル」、21年には「マスカレード・ナイト」が公開され、前者は46・4億円、後者は38・1億円の興行収入を記録した。

「映画版は三部作で、最終作となる『マスカレード・イブ』は再来年3月から撮影が始まる予定です。原作は単行本化を経ずに最初から文庫版で出版され、発売から1カ月半で100万部を記録したベストセラー。映画版も興行収入が見込めると期待されていたのですが、関係者からは『さすがにこの状況で撮影開始は無理かもしれない』との声が出ているようです。もし『教場』も『マスカレード・イブ』も制作保留となれば、前代未聞の事態です」(同・スタッフ)

註1:「なんで社名を変えるんだよ!」キムタク裏切りのジャニーズ脱出(週刊文春:10月12日号)

註2:『教場』SPドラマが「制作延期…」の木村拓哉 フジテレビが震えた大企業3社の「CM撤退勧告」(FRIDAY DIGITAL:9月26日)

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