木村拓哉を見舞う最大の危機 ドラマ「教場」の撮影延期で、次は主演映画への影響を危ぶむ声

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 木村拓哉(50)にもタレント人生で最大の危機が訪れたのだろうか? スポニチAnnexは9月21日、「キムタク『教場』制作延期『番組制作上のトラブル』撮影日程など再調整へ」との記事を配信した。

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 長岡弘樹氏の「教場」は人気の警察小説シリーズとして知られ、2013年に発表された第1作から現在までに、連作短編集が5作、長編が1作の全6作が刊行されている。

 これを原作にフジテレビは、2020年1月に「教場」、21年1月に「教場II」のスペシャルドラマを放送。好評を博したことから、今年4月期に連続ドラマ「風間公親―教場0―」を“月9”の枠でオンエアした。

 スポニチAnnexは冒頭の記事で、《来春放送で今秋の撮影を予定していた》という「教場」のスペシャルドラマの制作が延期になったと報じた。

 原作もドラマも広範な支持を得ていることを考えると、異例の決定であることは言うまでもない。制作延期の理由を知りたい視聴者は多いはずだが、現在でも様々な報道が錯綜している。担当記者が言う。

「スポニチは《制作上のトラブル》と報じ、《制作期間を改めて検討し直せば解決するもの。作品を上質なものにするためで、ドラマ自体を放送することには変わりありません》とフジテレビの関係者が釈明しました。ところが、スポニチの記事が配信されると、複数のメディアが『スポンサーが撤退を示唆した』と伝えたのです。さらに別のメディアは、複数の共演者がジャニー喜多川氏による性加害問題を憂慮し、フジテレビ側に降板を申し出たため撮影が不可能になったとの記事を配信しました」

入り乱れた4つの説

 週刊文春は10月12日号で、木村が「今はそのタイミングじゃない」と撮影開始にストップをかけたとの記事を掲載した(註1)。《ジャニー氏の性加害問題がここまで大騒動になり、自分の身の振り方が決まるまで、モチベーションが上がらないのでしょう》とドラマスタッフが証言している。

「手直し説、スポンサー撤退説、共演者降板説、キムタクのモチベーション説と報道が入り乱れる中、9月29日にフジテレビは定例会見を開きました。その際に『教場』の制作延期を正式に認めた上で、脚本を手直しするためスケジュールを見直したと説明。さらに、スポンサー撤退説を明確に否定しました。また、文春の報道に対しては、10月5日にジャニーズ事務所が『一部週刊誌』と名指しは避けながら、モチベーションが上がらないなどの記述は事実無根と反論したのです」(同・記者)

 とはいえ、フジテレビは「脚本を見直した『教場』のスペシャルドラマは、来夏に放送する予定です」といった新しい放送予定日は発表しなかった。そのため視聴者の疑念は払拭されず、依然として他の説も一定の説得力を持っている。まさに藪の中という状況なのだが、果たして真相はどうなのか。

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