池江璃花子の不調の理由は「下半身」 個人種目で五輪代表に選ばれる可能性は?
「難題は個人種目」
周囲も本人も目標に据えているのは来夏のパリ五輪。その前に、代表選考を兼ねた日本選手権が来年春に控える。間に合うのか。
「リレーの4人には十分選ばれるでしょう。難題は個人種目。今回銅を獲得した50メートルバタフライは五輪にはありません。狙うなら100メートルバタか、50メートル自由形。世界16強レベルという派遣標準記録をクリアしなければいけませんが、この半年間で課題を克服できるかが鍵になります」
課題というのは明確で、
「下半身を強化しつつ、スタミナをつけ直す。泳ぎ方を変える必要はなく、シンプルに筋力、持続力アップを目差すのみです」
われわれは、入院直前のジャカルタ大会の雄姿とついつい比べてしまうのだが、
「それは理想が高過ぎます。焦らず一歩一歩目標を達成していけばいいのでは? はやり病にかかったのも、体調管理の良い経験です」
過剰な期待は禁物、か。
[2/2ページ]