出汁が決め手の京風カレーに、中国料理店のカリー炒飯も…日本一の激戦区で開催される「神田カレーグランプリ決定戦」

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スタンプラリーも

 カレーグランプリ決定戦創始者の角谷幹夫氏(神田スポーツ店連絡協議会会長)は、

「いろいろなカレー店が出店しているので、誰にでも楽しめるイベントになっています。今年は、これまでにないような特徴ある独自のカレーの出現も楽しみです」

 と、期待を寄せる。

 過去にグランプリ決定戦出場経験がある「一茶一会」のオーナー・半沢慶太氏もこう話す。

「カレーは誰もが好きな国民食。お店によってそれぞれ独自の特色がありますので、いろいろな種類のカレーを楽しむことができます。それが毎年、グランプリ決定戦でどう変化しているのか比べるのも楽しみの一つです。私のお店は今年決定戦には出場しませんが、店で提供するバターチキンカレーを今年は進化させ、抜群に旨くなりました。欧風ビーフカレーとともに、どうぞご賞味ください」

 グランプリ決定戦と併行して「神田カレー街食べ歩きスタンプラリー」が12月20日までに行われている。これは、スタンプラリー参加の142店を、約30店舗ずつのコースに分け制覇していくもの。1コース制覇ごとにグレードアップする「神田カレーマイスター」の称号とマイスターカードが与えられ、5コースすべて制覇すると「グランドマイスター」となる。またマイスターには、各店でトッピングなどのサービスが受けられる。昨年は、1000名を超えるカレーマイスターが誕生したという。

毎日食べても飽きない

 グランプリ決定戦やスタンプラリーによって、未知の店の発見にもつながり非常に好評だそうだ。

 神田近辺に勤める30代の女性会社員は、今年65店を食べ歩き、既にマイスターの資格を有しており、カレーの魅力についてこう話す。

「いろいろな種類があるので毎日食べていても飽きません。去年は50店舗まわり、今年は8月からスタンプラリーに参加しました。グランプリ決定戦もスタンプラリーもとても盛り上がるいいイベントだと思います」

 あなたも、深い味わいのカレーに舌鼓を打ち、お気に入りのお店を見つけてはいかが?

ノンフィクションライター 青柳雄介

デイリー新潮編集部

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