紀子さまの「ご指導」で宮内庁の会見が迷走 悠仁さまのコロナご症状を“隠蔽”で記者会と皇嗣職大夫が“バトル”

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記者会は半信半疑

 翌29日、秋篠宮家の側近トップである加地隆治・皇嗣職大夫の定例レクでは、そのやり取りが再び繰り返されたのだった。

「われわれがあらためて“滞在中にお会いになるのか”と尋ねると、大夫は『皆さんにお知らせした日程以外に、“そういう方”にお会いになるご予定はないと承知している』などと述べました。もっとも、いくら念を押されたところで記者会は“本当かな”と半信半疑です。もはや大夫の回答は、額面通りには受け取れなくなっているからです」(同)

 それは皇嗣職、ひいては宮内庁が意図的に虚偽の情報を伝えてきた経緯があるからだというのだ。

細かく指示をなさるのは紀子さま

 その“経緯”とは取りも直さず、20年春に始まった秋篠宮邸の改修工事に端を発する。昨秋、工事が終了した時点で宮内庁は、

〈22年度末までに御仮寓所(仮住まい)から宮邸へご一家で引っ越される〉

 と説明したにもかかわらず、実際は佳子さまのみ「分室」(旧御仮寓所)にとどまられ、その実態が報じられても「プライベートなので」と取り合わなかった。ところが一転、今年6月末には唐突に「経費削減のため」初めから改修後の宮邸には佳子さまのお部屋を設けなかったなどと、不自然極まりない弁明を始めたのだ。

 さる宮内庁関係者が言う。

「秋篠宮さまはもともと、『私的な情報は明かさなくてもよい』とのお考えをお持ちです。また、毎週金曜日に行われる皇嗣職レクの前にはご夫妻と加地大夫とで打ち合わせを行っており、その場で『このように伝えてください』などと細かく指示なさるのは、もっぱら紀子さまなのです」

 会見の内容はご夫妻にも文書で届けられるため、

「大夫がどのように話したのかは一目瞭然。言葉足らずの箇所はもちろん、必要以上に踏み込んだ言及にも、紀子さまからご指導がなされます。ご指示から逸れたレクを行えば、それはすなわちご夫妻のご意向に反することになる。ご不興を買っては元も子もないので、大夫は“余計なことは一切口にしない方が身のため”といったスタンスを貫いているのです」(同)

 が、こうした姿勢は宮内庁を挙げて推し進める「発信力強化」とは大いに矛盾する。そもそも秋篠宮さまご自身が提唱された方針であり、今年4月には鳴り物入りで「広報室」も新設されているのだ。

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