俳優・一ノ瀬ワタルがバラエティ番組に引っ張りだこ 芸人たちから聞こえてくる意外な評判

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 一般的に、新人俳優がドラマか映画で注目されたのなら、次作の出演オファーが次々に来るはずだ。演技力が話題になるにつれ、次第に重要な役を任される。スターになる俳優もいれば、いぶし銀の脇役として重宝される俳優もいる……。ところが演技が評価され、注目を集めている“新人”俳優が、なぜかバラエティ番組で大活躍しているというのだ。

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 その俳優が誰かと言えば、一ノ瀬ワタル(38)だ。まさに旬の俳優であり、スポーツ紙を中心に大量の記事が配信されている。そうした記事の多くは、書き出しが《Netflixドラマ「サンクチュアリ―聖域―」で主演を務め話題となった俳優の一ノ瀬ワタル》となっている(註)。担当記者が言う。

「一瀬さんは佐賀県出身。幼い頃から俳優ではなく格闘家に憧れていたそうです。中学を卒業すると、東京や沖縄、タイなどで格闘技の修行をします。その後、ジムの館長の紹介で三池崇史監督(63)と知り合い、2009年に映画『クローズZERO II』(東宝)で俳優としてデビューを果たしました」

 何しろ本物の格闘家だけあって、体格だけでも凄みがある。暴力団の組員役などアクション映画の端役が次第に舞い込むようになり、そうしたチャンスに誠実な演技で答えた。

「映画業界で注目を集めるきっかけとなったのは、19年公開の真利子哲也監督(42)の『宮本から君へ』[スターサンズ・KADOKAWA]です。元格闘家という経歴を買われたのではなく、確かな演技力を期待されての出演でした」(同・記者)

バラエティ番組で快進撃

 とはいえ、この時点では、よほどの映画ファンでない限り一ノ瀬に注目している者はいなかった。世間一般では無名の役者だった。

「そんな一瀬さんがスターダムにのし上がるきっかけになったのが、今年5月に配信が始まったNetflixドラマ『サンクチュアリ―聖域―』[江口カン監督(56)]です。不良少年が相撲部屋からスカウトされ、カネのために力士になるというストーリーです。一ノ瀬さんはオーディションで選ばれました。合格時の体重は80キロでしたが、実際に相撲の稽古を受けながら力士と同じ日常生活を送り、最大130キロまで増量させたそうです。これだけ入念な準備をしたのですから、迫真の演技になるのは当然でしょう。ストーリーなど内容も高く評価され、ドラマは大ヒットしました」(同・記者)

 いよいよ一ノ瀬にスポットライトが当たった。次はドラマや映画で快進撃──となるはずだったのが、実際に大活躍したのはバラエティ番組だった。出演歴を並べてみよう。

◆7月4日:あなたはどれに当てはまる?スター★性格診断SHOW(TBS)

◆7月21日:人志松本の酒のツマミになる話(フジテレビ)

◆8月8日:相席食堂(朝日放送テレビ)

◆8月16日:小籔千豊&山里亮太の俺の聖地巡礼(同)

◆9月4日:突然ですが占ってもいいですか?(フジ)

◆9月7日:動物スクープ100連発(TBS)

◆9月11日:男女は夜な夜な噓をつく(毎日放送)

◆9月22日:人志松本の酒のツマミになる話(フジ)

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