阪神・岡田監督はかつてオリックスをいきなり“紙一枚”で解任の過去 「アホらしくて何も聞かなかった」と自著で語った因縁の対決なるか

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因縁の日本シリーズ実現なるか

 いよいよ2023年のクライマックス・シリーズ(CS)が14日から始まる。

 今シーズン、セ・リーグは岡田阪神が18年ぶりの優勝を決め、オリックスも9月20日にパ・リーグを制覇した。両チームとも夏場に独走態勢を固めたように、「圧倒的な強さ」を見せつけての胴上げ劇だった。

「大阪府と兵庫県が協力し合って、11月23日に阪神とオリックスの優勝パレードを同日開催する方向で調整に入りました。両チームが時間帯を変えて、大阪、神戸でそれぞれパレードを行います。関西の財界トップたちも阪神、オリックスがともに優勝した喜び、今後の経済活性化に期待するコメントを出しています」(在阪メディア関係者)

 CSの結果にもよるが、パレードをさらに盛り上げるためにも、両チームの日本シリーズでの激突が期待されるところだ。だが、岡田彰布監督(65)はオリックス球団に対し、複雑な思いも抱いているのではないだろうか。

 岡田監督はオリックスで現役生活を終え、指導者としての第一歩も踏み出した。しかし、オリックスの一軍監督を任された2010年からの3年間は“モヤモヤ感”の残る結果となってしまった。

 岡田監督は自著『そら、そうよ~勝つ理由、負ける理由』(宝島社刊)のなかで、オリックス監督を解任されたときのことをこう綴っている。

〈試合に臨むために球場入りしたときに、紙を渡されて、それでおしまい。私には理解できないやり方で、ここに至った理由を聞くのも、もうアホらしく、何も聞かなかった〉

 解任を通達されたのは、12年のシーズン終盤。最下位に沈んでいたとはいえ、解雇通達の紙切れ1枚を渡されて、ジ・エンド。著書にわざわざ書いたくらいだから、本当に悔しかったのだろう。

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