【どうする家康】朝鮮出兵は秀吉の罪だが、加藤清正は悪者でない理由
同時代に「唐入り」と呼ばれた豊臣秀吉による朝鮮出兵が、NHK大河ドラマ『どうする家康』で描かれる。第38回(10月8日放送)はタイトルも「唐入り」である。
学校で文禄・慶長の役として習うこの戦争は、文禄元年(1592)から慶長3年(1598)にかけて行われた。侵略戦争だったことはいうまでもないが、目的は朝鮮半島ではなく明の征服だった。明へと出兵するには朝鮮半島を経由しなければならないので、秀吉は朝鮮に対し、日本に服属して明への先導役を務めるように要求したが、当然ながら拒まれたため、朝鮮に攻め込んだのである。...