スマホなんていらない! 「日本一有名なネットニュース編集者」が“ガラケー”をこよなく愛する理由

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カネは払えばいいだけ

「マナー講師」が「失礼クリエーター」と呼ばれるようになったのと同様に、「スマホ使いビジネスマン」は「マイルール押し付けクリエーター」になったのである。悪いがこちらは同じ土俵に乗る気はない。それが仕事の条件なのであれば、そんな仕事はいらない。別の仕事を見つけるだけである。

【電子マネーをあまり使わないから、使った金額が分かる】
 2018年~2019年頃、電子マネーのCMが散々流れ、「登録したらポイントをあげるよ~!」と会員獲得に励んでいた。だが、「この分野は来る!」と思ったところで各社がサービス開発をして乱立するのが日本の常。一般的には、QRコード決済のPayPayがよく使われていると思うが、電子決済の場合、結局SuicaとPasmoで十分である。あとは店舗にしても本当は手数料を支払う電子決済よりも現金の方がありがたいだろう。

 そんなこともあり、私はニコニコ現金払いを基本的にはするようにしている。飲み会の割り勘でも電子決済をして幹事に振り込む人もいるが、私は現金で払う。そうすることによってどれだけカネを使ったかが一目瞭然なので、節約になる。古臭い、と思われても気にならないのだ。他人に自分のカネの払い方をいちいち命令されたくない。カネは払えばいいだけなのだ。

私は困らないのでいらない

【どうせ一緒にいる人の全員がスマホユーザーだから必要な時は任せればいい】
 道を探したり、これから行く店を探す際、スマホがあればそれを使ってもらえばいい。誰かがやってくれる。これを「フリーライダー」と批判したくなるかもしれないが、こちらは会計時に多めに払うなどしてその借りは返している。

【SNS中毒・撮影中毒にならなくて済む】
 今の時代、各種SNSへの投稿・返信に加え、あまりにもカメラの性能が上がったスマホのお陰で、観光地や飲食店ではとにかく撮影タイムになりがちである。こちらはどうせ彼らが撮影したものを後で見るための行為であり、私が撮影をする必要はない。SNSも常に使える状態にないため、外で酔っ払った時に炎上しそうなことを書くこともない。自宅でPCの前にいる時だけSNSが使えるのは炎上対策としても有用である。また、店舗によっては撮影しない客が高く評価されることもあり、その点で店員から親切にしてもらえることもある。

 イケてる起業家やビジネスマンは「スマホ一台あればどんな仕事でもできる。使わないヤツは馬鹿」などと言うが、正直「私は困らないのでいらないのだ」という答えしかない。「お前達みたいな少数派のために貴重なインフラを使っている」式の批判もあるが「じゃあその会社がサービスをさっさとやめればいいだけ」である。

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