総額5000万円以上を騙し取った「結婚詐欺師」が、被害女性に「ショートヘアが好き」と囁いた理由
姿を消した“男”と裁判所で再会
「おやすみ 愛してるよ 誰よりもね」
ハートの絵文字を交えてそんなLINEを送ってきた男。関西地区に住むAさん(50代)は、恋人からの愛の言葉を眺め、眠りについた。ところが翌朝、男から「おはよう」のLINEが来ることはなく、以降、音信不通となる。
愛想を尽かされたのではなかった。事故や事件に巻き込まれたわけでもなかった。
最後のLINEから5年以上が経ち、次にAさんが男に会ったのは、裁判所の法廷。傍聴席と証言台を隔てるバーの向こうに被告人として座っていた。...