「増税クソメガネ」「増税クソレーシック」…憲政史上、最もみっともないあだ名を付けられた岸田首相 増税だけではない国民の怒りの中身とは
岸田首相は“スライム”
ネット上では、レーシックでメガネを不要にするのではなく、増税を不要にしてほしいといった投稿が殺到。「増税メガネ」より批判のトーンが強い「増税クソメガネ」を元にして「増税クソレーシック」という新しいあだ名が登場したわけだ。
首相にあだ名が付けられること自体は珍しくない。吉田茂(1878~1967)は「ワンマン」、田中角栄(1918~1993)は「今太閤」、中曽根康弘(1918~2019)は「風見鶏」という具合だ。
「今の感覚に照らし合わせると、洒落にならないものもあります。例えば、大平正芳さん(1910~1980)は『讃岐の鈍牛』と呼ばれました。香川県出身で、その容貌が牛に似ているからというのが理由でした。それが岸田さんの『増税クソレーシック』となると、何しろ『クソ』が付いています。日本の憲政史上、最も過激なあだ名であることは間違いないでしょう」(同・担当記者)
政治アナリストの伊藤惇夫氏は「確かに上品なあだ名ではありませんが、国民が岸田政権に怒りを感じていることが伝わってきます」と言う。
「なぜ国民は岸田政権に怒りを感じているのか。それは岸田さんの政策は捉えどころがないからです。私は『スライム政権』と呼んでいますが、一体、増税をするのでしょうか、減税をするのでしょうか。防衛増税は実施するのか、子育て支援の財源をどこから確保するのか、増税はしないが社会保障費の負担は上げるのか、そういった説明は一切ありません。これでは国民が憤りを覚えるのは当然で、それが『増税クソレーシック』というあだ名に象徴されているのだと思います」
[3/4ページ]