「増税クソメガネ」「増税クソレーシック」…憲政史上、最もみっともないあだ名を付けられた岸田首相 増税だけではない国民の怒りの中身とは
「増税メガネ」がトレンド入り
朝日新聞や産経新聞の世論調査でも、やはりプレミアムの値は減少している。特に毎日新聞ではマイナスに転じた。9月16日と17日に行った世論調査では、内閣支持率は25%、自民党支持率は26%で、プレミアムはマイナス1だった。
「首相プレミアム」はご存知ない方でも、「青木の法則」なら耳にしたことがあるかもしれない。“参院のドン”と呼ばれた自民党の青木幹雄氏(1934~2023)が提唱したとされ、第一と第二の法則がある。
特に有名なのは第一で、「内閣支持率と与党第一党の支持率を足す」ことで「青木率」が求められ、その値が60を切れば政権に黄色信号が灯り、50を割ると赤信号になるというものだ。
9月に行われた毎日新聞の世論調査で青木率を計算すると51となる。黄色信号が灯り、赤信号は間近という値だ。担当記者が言う。
「世論調査を見ると、岸田首相に強い逆風が吹いているのは明らかです。そのためネット上でも、首相を批判する投稿がかなりの数に上ります。特に話題になったのは『増税メガネ』と『増税クソメガネ』、そして『増税クソレーシック』というあだ名です。もともと岸田政権は、防衛増税やサラリーマン増税に踏み切るのではないかという不信感が持たれていました。特に10月1日から始まったインボイス制度については、零細自営業者から切実な悲鳴が上がっていました。そのため『増税メガネ』というあだ名は、8月25日から26日にかけX(旧Twitter)で大幅に拡散され、トレンド入りしました」
「レーシックでもすればいいのか?」
なぜ「増税メガネ」のあだ名が拡散したかについては諸説ある。ここでは中日スポーツが8月25日に配信した「岸田首相は『増税メガネ』? 不名誉ニックネームがじわじわ浸透…SNSでトレンドトップ10入り」の記事を紹介しよう。
《岸田首相を名指しした「増税メガネ」と呼ばれる呼称は、2021年末頃から旧ツイッター上で散発的に投稿されていた。今年7月頃から徐々に投稿は増加傾向にあったが、8月25日午後に大型掲示板サイト「5ちゃんねる」に、その呼称をタイトルに載せたスレッドが登場。まとめサイトに転載されたことから、X上で一気に拡散されたとみられる》
この「増税メガネ」が「増税クソメガネ」になり、さらに「増税クソレーシック」に発展した。メガネがレーシックに変化した理由は、FLASH(電子版)が9月29日に配信した記事「岸田首相 『増税メガネ』呼称にご立腹…国民は『収支報告書ミス』に怒りぶちまけ」が影響を与えたようだ。文中の《官邸関係者》によるコメントをご紹介しよう。
《マスコミで『増税メガネ』が話題になっていますが、ついに首相本人がそのあだ名を気にしはじめたのです》
《首相は『レーシックでもすればいいのか?』とご立腹です。我々は『現実が視えるようになればいい』と囁き合っているのですが……》
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