大谷翔平“執刀医”の気になる肩書き ナ・リーグ球団移籍に現実味の理由

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メッツも大谷が欲しい

「近年、ドジャースは怪我をし、リハビリの途中である選手とも契約しています。15年は右肘を故障していた投手のウォーカー・ビューラー(29)をドラフト1位指名し、契約直後にトミー・ジョン手術を受けさせました。前年の1位もドラフト直前にトミー・ジョン手術を受けた左腕のケイレブ・ファーガソン(27)でした。両投手とも先発ローテーション入りするなど、のちに活躍しています」(前出・同)

 20年オフ、3ヶ月ほど前にトミー・ジョン手術を受けたトミー・ケインリー(34)とも契約している。21年シーズンは1球も投げていないが、22年には復帰し、今季はヤンキースに戻ってブルペンを支えた。とはいえ、故障中の選手を獲得するのは球団にとってリスクがある。しかし、ドジャースはむしろ積極的だ。これも、名医とチームドクターの契約を結んでいるからだろう。

 大谷にとっても、名医のもとでリハビリを行えるのならば、最高の環境となる。

「同じナ・リーグのメッツも大谷に対する評価を変えていません。今季はナ・リーグ東地区4位。夏場には完全に優勝圏内から脱落し、シーズン途中でベテラン先発投手のジャスティン・バーランダー(40)、マックス・シャーザー(39)を放出しました。2人とも年俸4333万ドル(約56億3290万円)でした。合わせて8666万ドルを大谷獲得資金に充てるとの見方もされています」(前出・現地メディア関係者)

 メッツは投手を優先的に補強しようとしている。ゼネラルマネージャーはビリー・エプラー氏(48)で、大谷が米球界に挑戦した17年オフは「エンゼルスGM」として交渉に当たり、二刀流の挑戦にも理解を示している人物だ。

 大谷は24年は打者のみで出場する。ドジャース、メッツがいるナ・リーグは昨季からDH制を導入している。30日、エンゼルスタジアムで見せた赤いユニフォームは、最後の勇姿となる可能性が高い。

デイリー新潮編集部

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