アマチュア野球の視察、優秀なバッテリーコーチの招聘…阿部慎之助・新監督が名将になるため巨人OBが送るアドバイス

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 読売新聞オンラインは10月4日、「巨人の原辰徳監督が退任、17年で9度のリーグ制覇…後任は阿部慎之助コーチが昇格」との記事を配信し、YAHOO!ニュースのトピックスに転載された。

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 巨人の原辰徳監督(65)は今季、「球団史上初となる同一監督での2年連続Bクラス」という屈辱的な“記録”を残して終わった。そのため成績低迷の責任を取って退任。阿部慎之助・一軍ヘッド兼バッテリーコーチ(44)が監督に昇格した。

 阿部新監督は巨人では初となる捕手出身の監督。捕手出身監督は名将が多いと言われる。

 その代表格は、リーグ優勝5回、日本シリーズを3回制した野村克也氏(1935〜2020)と、リーグ優勝8回、日本シリーズを2度の3連覇で6回制した森祇晶氏(86)の2人だろう。ちなみに、今季、オリックスをパ・リーグ3連覇に導き、2022年には日本一に輝いた中嶋聡監督(54)も捕手出身だ。

 しかし、不本意な成績で終わった捕手出身監督も少なくない。古田敦也氏(58)は06年と07年に選手兼任でヤクルトの監督を務めたが、それぞれ3位と6位に終わった。

 谷繁元信氏(52)も14年から16年まで中日の指揮を執ったが(15年までは選手兼任)、14年は4位、15年は5位と低迷。16年はシーズンの序盤から最下位が定位置となり、8月に休養を発表、実質的な解任となった。

 果たして阿部新監督は“常勝巨人”の復活に成功するのか、はたまたファンの期待を裏切ってしまうのか――。巨人OBの広澤克実氏に取材を依頼した。

「阿部くんの監督就任は既定路線でした。以前から原さんの次の監督として決まっていたわけですが、もう何年か原さんがチームの指揮を執り、満を持した形で阿部くんに引き渡す計画だったはずです。成績低迷で原さんが責任を取り、阿部くんの監督就任が前倒しになったということでしょう」

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