「親を恨んでいる様子はないけど…」 子ども二人を高校中退させた横尾忠則が最近見る「謎の夢」とは?

  • ブックマーク

 最近というか、以前からですが、ちょくちょく見る夢があります。その夢は高校三年になった時に急に学校を中退したいと思うようになる夢です。その時の僕は現在の僕ではなく、高三時代の僕です。あと一年で卒業できるのですが、それ以前に中退すると面白いだろうなあ、と思うのです。別に学校が嫌いで止(や)めるわけではありません。授業や試験が無駄に思えていたのは確かです。

 そこで突然退校届けを出すと、先生はきっと驚ろくだろうなあ、またクラスメートは「何んで?」とびっくりするだろうなあと想像して、もう胸がわくわく、ときめいてくるのです。...

記事全文を読む