ジャニーズ会見「望月衣塑子記者の暴走」を見た東京新聞記者たちの本音「迷惑なんですが…上層部は問題にしていません」

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警視庁クラブから「来ないで」

 しかもよく聞けば、望月氏は東京新聞記者としてあの会見に参加していなかったという。会見内容を報じた翌日の朝刊に“証拠”が載っていた。同紙は署名記事を原則としているが、会見の模様を伝えた「本記」には男性記者の署名しか入っていない。望月氏の名前は、被害者からの批判の声をまとめた「サイド記事」にあった。

「会見には彼女が持つもう一つの肩書き、YouTubeチャンネル『Arc Times』キャスターとして参加していたようです」

 望月氏は、最近使い出したこの新たな肩書きと東京新聞記者を、都合良く使い分けている。例えば、7月28日に都内で開かれた、木原誠二前官房副長官の妻の元夫が死亡した事件の内幕を週刊文春に告白した元警視庁刑事の会見。

「あの時は各社一人という取り決めがあったため、警視庁クラブの記者を出すことになりました。望月さんは『私も出たい』と言ってきたそうですが、警視庁クラブは『これは警視庁の事件だから』と上層部を通して断った」(若手記者)

 だが、いざ当日になってみると、堂々と会見場に入っていたという。

「東京新聞で入れないことを知った彼女は、『Arc Times』で入ったのです。そして例によって、3分くらい一方的に自分の意見としか思えないとっ散らかった質問を続けて、周囲の顰蹙を買っていました」(同)

「あなたのために頭を下げている同僚がいる」

 一方、記者クラブ主催の定例会見には、取材申請なしで入れる便利な東京新聞の取材パスを利用する。6月に入管法が改正されるまでは、法務省の会見に毎回のように出席して、齋藤健前法務相と激しいバトルを繰り広げた。

「1問終えたら挙手、2問目を終えてもまた挙手。指名されないと報道官に当たり散らす。質問内容も入管法改正に反対する自分の意見に過ぎず、事実誤認が含まれていようがへっちゃらです」(他社の法務省担当記者)

 6月8日には国会でも騒ぎを起こした。参議院法務委員会で入管法改正案に反対する野党議員の質疑中に「そうだ、そうだ」とヤジを飛ばし、鈴木宗男参院議員から「中立の立場から報道すべき記者として不適切な言動」と猛批判を浴びた。

 9月6日には、官邸記者会見で松野博一官房長官に「私が来ているときは大抵20分ぐらいで打ち切りになる」とクレームを入れ、松野氏から「東京新聞さんに一番長くにわたって丁寧にお答えしている」と反論されるバトルも。

 つまり、望月氏はどこの会見場に行っても、トラブルばかり起こしているのである。

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