立教大学野球部が会見で明かさなかった「寮内窃盗」「タクシー乗り逃げ事件」 「問題部員のほとんどが推薦組」という指摘も

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問題を起こしている選手のほとんどが推薦組

 そもそも、同大では主力も含めて喫煙が常習化。もちろん20歳を超えていれば自由だが、神宮球場の喫煙所では、試合の前後、取り決めで禁じられているユニフォーム姿での喫煙を行うメンバーの姿がよく見られ、六大学ファンからひんしゅくを買っていたという。

「こうした体たらくにもかかわらず、溝口監督はついぞ指導力を発揮してこなかった」

 とは、別の立大関係者。

「うちの大学では長らく野球推薦を取ってきませんでしたが、15年前から『アスリート選抜』なる推薦制度を設け、甲子園出場校など強豪校の出身者を優先的に入学させてきました。監督も出身校との関係を気にしてか、彼らを甘やかしてきた。結果、問題を起こしているのはほとんどが、この推薦で入ってきた選手たちなんです」

 立教大学広報課に事実関係を質すと、

「調査委員会にて調査することになっておりますので、個別の回答は控えさせていただきます」

 名門は立ち直るか、はたまた「神宮の恥」となるか。すべては調査結果とその処分にかかっている。

週刊新潮 2023年10月12日号掲載

ワイド特集「太陽と斜陽の季節」より

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