立教大学野球部が会見で明かさなかった「寮内窃盗」「タクシー乗り逃げ事件」 「問題部員のほとんどが推薦組」という指摘も
部内で盗難が続出
立教大学野球部は六大学リーグで優勝13回。東大はさておき、他の早慶、明治、法政大と比べれば成績は見劣りするものの、何よりあの長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督をはじめ、数多くのプロ野球選手が輩出した名門として知られる。
が、そのOBの顔に泥を塗るかのごとく、近年、部の規律は緩みっぱなしだったという。
大学関係者によれば、
「例えば、一昨年から昨年にかけては、部の寮の部屋で盗難が4~5回ほど連続して起きました。被害額は10万円以上になるのでは。寮内でのことなので、当然、“犯人”は部内にいると思われますし、実際、あいつではないか、と疑われている部員もいます。警察に相談し、捜査が行われるという大ごとに発展したのですが、以後、部員に対して部長や監督から何も説明がないまま。これでは部員も不安で生活できませんし、野球にも集中できませんよね。これだけのことが起こっていて部からの説明もなしでは、何か隠していると疑われてしまうのも当然です」
タクシー乗り逃げ事件
さる部のOBも言うのだ。
「昨年は当時のある主力メンバーによる、タクシーの“乗り逃げ”事件も起きています。彼が泥酔した状態でタクシーに乗車し、寮に帰宅した。しかし、料金の分の持ち合わせがなかったので“取ってきます”と車を待たせたまま部屋に戻り、そのまま寝てしまったんです。タクシー会社から翌日、大学に連絡が入り、ことが発覚しました」
弁済も済ませたというから、若気の至りといえばそれまでだが、
「問題はその時期なんです。この件が起きたのはリーグ戦の真っ最中。そんな時期に中心メンバーがそこまで泥酔するなんて試合をなめているとしか言いようがない。結局、彼は謹慎処分となり、数試合は出場できませんでした」
さらには、10代の喫煙が部内でまん延していた、との証言もある。
OBが続けて言うには、
「これも昨年でしたが、やはり寮内で上級生に交じって複数の10代部員がタバコを吸っていた。しかも、あろうことか上級生がその写真を撮影し、SNSにアップしたんです。部員の間で話題になり、あるメンバーが六大学野球連盟に通報をした。それを受けて部長と監督が調査を行ったのですが……」
なぜか最終結果は「事実を確認できない」というウヤムヤなものになってしまったという。
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