生田斗真、菊池風磨“CM直接契約”の衝撃…ジャニーズが立ち上げるエージェント会社は前途多難と言われる根拠

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 ジャニーズ事務所が1カ月以内に立ち上げるエージェント会社の前に、早くも暗雲が立ち込めている。2日の会見では指名しない記者をあらかじめ決めていた。イカサマだった。また、ファイナンス(資金調達)面では最低でも10億円程度が必要と見られているが、東山紀之社長(57)らが集めるのは簡単ではない。

PR会社の交代により会見での不始末が

 東山社長らは2日の会見で、新エージェント会社の構想について神妙な表情で説明した。記者の質問には真摯に答えているように見えた。しかし、その裏では質問を受け付けない記者をあらかじめ決めていた。4日のNHKニュースのスクープで分かった。東山社長たちはまたも墓穴を掘った。

 ジャニーズ事務所の広報戦略担当は、8月29日に行われた再発防止特別チームの調査発表まで、PR会社のサニーサイドアップだった。元サッカー日本代表の中田英寿氏(46)らが所属する会社でもある。2018年、当時はTOKIOのメンバーだった山口達也 氏(51)が起こした女子高生への強制わいせつ事件(後に不起訴)では、その対応も担当した。

 ところが、東山社長の就任が発表された9月7日の会見から、広報戦略担当が外資系のFTIコンサルティングに変わった。

「ジュリー氏は再発防止特別チームの厳しい提言や指摘が不満だったらしい。だから周囲の勧めもあって、広報戦略担当をFTIコンサルティングに変えた」(芸能事務所幹部)

 どんな経緯があろうが、東山社長の責任は免れない。国辱ものの性加害問題を起こしながら、無反省にも程がある。

 井ノ原快彦副社長(47)も同じ。記者を公平に指名せず、会見を紛糾させたのは自分たちでありながら、「子供たちが見ているのだから、どうか落ち着いて」などと居丈高に呼び掛けていた。会見も自分たちのためのショーだと考えているのか。

 ジャニーズ事務所はNHKの報道後、会見前にFTIコンサルティングのNGリストを見た際、井ノ原が「絶対当てないとダメですよ」と言ったと釈明した。こんな言い草を信用しろというほうが無理だ。同事務所は誰一人として創業者・ジャニー喜多川氏の性加害を止めなかった。バレなかったら何をしてもいいという企業文化があるのではないか。

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