ジャニーズ問題で揺れる紅白 松本人志の「司会をやってみたい」発言で思い出す「24時間テレビ」の伝説

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松本が「紅白」を救う!?

 NHKの稲葉延雄会長は9月27日の定例会見で、ジャニーズ事務所の所属タレントと新規契約をしない方針を明らかにした。さらに、山名啓雄メディア総局長が「紅白歌合戦」でジャニーズの出演がゼロになる可能性も示した。

「実はダウンタウンの2人は、『紅白』と同じような“国民的テレビ番組”の司会に抜擢され、視聴率の立て直しに成功したことがあります。それが1992年の『24時間テレビ』です。91年の視聴率は6・6%と歴代最低でした。そこで日テレは大幅な路線変更を行い、バラエティ性とエンタメ性を強くしたのです。間寛平さん(74)がチャリティーマラソンに挑戦し、グランドフィナーレのテーマソング『サライ』が初めて流れたのもこの年です。深夜には過激なバラエティ番組が放送され、視聴率は17・2%とV字回復を遂げました。“ダウンタウンが『24時間テレビ』を変えた”と功績が高く評価され、今や伝説として語り継がれています」(同・スタッフ)

 NHKが同じことを考えても不思議はない。松本の司会就任は極めてポジティブなニュースとして報じられるだろう。ジャニーズ問題を打ち消すだけのインパクトがあり、視聴者の期待が高まる。松本が「紅白」の“ホワイトナイト”になるというわけだ。

話題性も視聴率も期待大

「『笑ってはいけない』シリーズが続いていた時期は、松本さんが『紅白』の司会に就任する可能性はゼロでした。ところが、2年間の休止を挟み、何よりも松本さんが『やってみたい』とまさかの逆オファーです。NHKの局内で有力候補の1人として急浮上してもおかしくないでしょう」(同・スタッフ)

 実は松本は以前、「なぜ自分に『紅白』の司会のオファーがないのか」と不満を漏らしたことがある。21年11月、「ワイドナショー」(フジ系列)に出演した際のことだ。この年は「笑ってはいけない」が中止となり、松本は「ダウンタウンで司会っていうオファーがNHKさんから……本当にないんです。マジでなくて」と納得がいかない様子だった。

「一般に、ツッコミの浜田さんはMCに向き、ボケの松本さんはMCに向かないと言われています。とはいえ、松本さんクラスになれば、MCが上手いとか下手とかは関係ありません。松本さんがMCを務めるだけで視聴者は釘付けになります。『台本通り絶対できへんタイプ』が本当だとしても、松本さんのフリートークを前提とした台本を用意するなど、いくらでも対応策はあります。話題性も視聴率も期待大です。『24時間テレビ』のように松本さんが『紅白』を変える可能性があるのではないでしょうか」(同・スタッフ)

デイリー新潮編集部

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