ジャニーズ問題で揺れる紅白 松本人志の「司会をやってみたい」発言で思い出す「24時間テレビ」の伝説
「あえてやけど、『紅白』の司会やってみたい」──ダウンタウンの松本人志(60)が意外な希望を口にすると、芸能メディアは相次いで記事を配信した。
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9月17日に放送された「まつもtoなかい」(フジテレビ系列)のゲストはお笑い芸人のヒコロヒー(33)。中居正広(51)も加わった3人のトークでは、「やりたい仕事」の話題で盛り上がった。
中居が松本に「やりたい仕事」について問うと、NHKの「紅白歌合戦」の司会という回答だったのだ。
民放キー局でバラエティ番組を制作するスタッフは、「世間ではギャグということになっているかもしれませんが、テレビ業界は『本音も入っている』と受け止めています」と言う。
「松本さんは『やってみたい』と口にした後、『一番ないと思うねん。遠いところにいるし』、『台本通り絶対できへんタイプやから』と打ち消すような発言をしました。視聴者に『ギャグですよ』と伝えるため、松本さんは自虐的、否定的な言葉を並べたと、普通なら見るべきでしょう。しかし、松本さんが『あえてやけど』と前フリしたことは見過ごせません。『ギャグではなく本音ですよ』と伝えるための前フリとも考えられます」
「紅白」の司会をしたいという気持ちは本気だ──これが松本の本音だとしたら、「一番ない」「遠いところ」「絶対できへん」の意味も変わるという。
「松本さんが本気なら、自虐的な言葉はNHKに対するリップサービスと考えられます。『紅白』といえばNHKの看板番組。『自分には荷が重いのかもしれないけど、実はやりたいんだよね』と謙遜しながら立候補の意志を伝えたというわけです。その証拠に、松本さんは『紅白』の司会をやりたいという部分で、オチをつけませんでした」(同・スタッフ)
「笑ってはいけない」問題
実際のトークを振り返ると、ウッチャンナンチャンの内村光良(59)の名前が出てオチとなった。
内村が2017年から20年まで「紅白」の総合司会を務めたことを中居が指摘。松本が「その裏で『笑ってはいけない』(日本テレビ系列)をやってる自分たちって、ホントに明暗を分けたなと思いますね」と再び自虐ネタを披露し、笑いを取ったのだ。
「『笑ってはいけない』の番組名が飛び出したことも深読みできます。日テレの大晦日といえば、2006年以来、松本さんらが出演する『笑ってはいけない』シリーズでした。それなのに松本さんは、『紅白』の司会について言及した。21年から休止されている『笑ってはいけない』は今年も放送しませんというメッセージだと受け止めた関係者もいます。もし今年も放送されなければ、来年の放送も難しいでしょう。『笑ってはいけない』シリーズの終了は決定的だと考えられます」(同・スタッフ)
大晦日に民放で松本が出演する番組が放送されるかどうか、これが「紅白」の司会に大きな影響を与えることは言うまでもない。ここで「笑ってはいけない」について触れておくと、スタッフ氏は「様々な予想が流れています」と言う。
「松本さんは9月に、相方の浜田雅功さん(60)も5月に還暦を迎えました。まさに記念すべき年なので、今年だけ1年限定で復活するという予想もあったのです。ところが、それ以上は話が広がらず、逆に『日テレは、大晦日、ダウンタウンで新しいお笑い番組を作る』という噂が流れました。そうすると今度は、『2年の休止期間が影響し、ダウンタウンの2人は大晦日に日テレの番組に出るモチベーションが下がっている』という情報が駆け巡ったのです」
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