40歳女性もメダル! 実は「ブレイクダンス」強豪国の日本、“輸入”したのは「欽ちゃんファミリー」?

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 ブレイクダンスとも呼ばれる「ブレイキン」は、2024年パリ大会から五輪正式競技となる。その世界選手権が先ごろ、ベルギーで開催された。

 実はブレイキン、わが国は超強豪国なのだ。

 Shigekixこと半井重幸(21)は銅メダルを獲得。昨年は銀メダルに輝いている。

 女子はもっとすごい。日本勢は、19年に始まった第1回大会で金、第2回で金と銀、昨年の第3回大会でも金と銅を獲得しているのだ。

 片手で倒立したり、背中を地に着けてくるくる回ったり……見るからに激しい動作が繰り返されるこの競技は、1対1のバトル形式。試合では、1分間のダンスを交互に3回行い、審判が優劣を判定する。それを多い時は1日に5試合行ったりするというのだから、かなりの体力が必要だ。

 加えて、アップテンポのサウンドがガンガン鳴り響くなかでの演技。東京五輪から採用されたスケボー同様、“若者向けスポーツ”というイメージが先行する。第1回、第3回大会で金メダルのAMIこと湯浅亜実は24歳。やはりみな若い。

吉本新喜劇から着想を得ることも

 ところが、第2回金、第3回銅のAYUMIこと福島あゆみは御年40歳! 優勝すればパリ行き内定だった第4回の今回は惜しくも準優勝に終わったが、それでもアッパレではないか。

「ブレイキンは、体力、技術のみならず、独創性も求められるのですが」

 とスポーツ紙記者が語る。

「福島は自身の特徴を“お掃除スタイル”と標榜。掃除機や雑巾がけの動作をダンスに採り入れているそうです。お笑い好きで、吉本新喜劇から着想を得ることもあるのだとか」

 現在開催中の杭州アジア大会も、優勝すれば五輪即内定。福島も出場予定だから要チェックである。

 話は変わるが、ブレイキンを初めて日本に紹介したのは“欽ちゃんファミリー”で一世を風靡した、風見しんご(60)。当時、習得者が日本にいなかったため、ニューヨークに渡り、路地裏の若者たちに教わったという。その成果を披露したのが大ヒット曲「涙のtake a chance」だった。

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