【ジャニーズ再会見】「手紙の代読は良くなかった」「事前に情報がダダ漏れ」 テレビマンが明かす“気になったポイント”
自分の口で話すべきだった
ジュリー氏は9月5日付けでジャニーズ事務所社長を引責辞任したことを発表済みだ。彼女は今回、パニック障害を患っており、《皆様の前でお話ししたいことを過呼吸にならずにお伝えできる自信がなく、このようなお手紙にさせて頂きました。誠に申し訳ございません》とも綴っていた。
「メッセージに記されていた、母親のメリー喜多川氏(1927~2021)、叔父のジャニー喜多川氏と確執があったことも事実なのでしょう。自らのあずかり知らぬところで、母も関わった叔父の性犯罪のために人生が狂わされたと考えているかもしれません。それだけに、彼女自身の口で母と叔父のいびつな関係を赤裸々に語った上で、『ジャニー喜多川の痕跡を、この世から一切、無くしたい』と宣言すれば、世論やスポンサー企業の態度を変えさせる力となり、それがテレビ局をも変えることに繋がった可能性はあります」
一方、手紙を代読した井ノ原氏の評価は上がっている。
「やはり『あさイチ』(NHK総合)や『出没!アド街ック天国』(テレ東)で培ったMC力、そこに人柄も加わり、ヒートアップした報道陣を前に『子供も見ている。落ち着きましょう』と呼びかけたのは秀逸でした。東山紀之社長(57)にはできない芸当でしょう。長々と質問をするような出たがりのリポーターや、指名を待てずに不規則な質問を繰り返した新聞記者は、視聴者に嫌悪感を与えたと思います」
気になったのは、チーフコンプライアンスオフィサー(CCO)に就任した山田将之弁護士だという。
「記者会見に緊張したのかもしれませんが、“被害者の方々”とか尊称で呼ぶべきところを、公判でもないのに“被害者”と呼び捨てにしていました。大手の弁護士事務所出身なので優秀な方なのでしょうが、海千山千の芸能界を渡っていけるのか心配です。最後に今回の会見に点数をつけるとすれば、50点といったところでしょうか」