高山清司若頭も出席した6代目山口組の定例会 話し合われた内容とは?

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分裂劇も話題に

 その他に俎上にのぼったのはやはり、敵対組織である神戸山口組、絆會、池田組、2代目宅見組に関する問題だったとされる。

「山口組の分裂からちょうど8年が経過し、改めてそのことに思いを馳せたこともあったようです。しばしば指摘されている点ですが、分裂劇を主導したのは神戸山口組の井上邦雄組長ではなく、池田組の池田孝志組長と正木組の正木年男組長(2020年に引退)と言われています。この2人には、渡辺芳則5代目組長の秘書を務めたという共通点があります」(同)

 組織トップの秘書役はもちろん、次世代を担う人材が任命されることが多い。

「2人は6代目体制で若頭補佐を務めた後、舎弟になっており、組織内での出世の道が事実上、断たれてしまった。彼ら自身にも扱われ方への不満があったとされています。井上組長と3人で謀議を重ねる中で、井上組長を組織運営への不満の面で焚きつけ、煽っていったとみられています」(同)

 この分裂劇は、警察にとっては取り締まりを進められたという意味で得をしたかもしれないが、暴力団自体は外堀を埋められただけで、実はまったく得をしていない。

 むろん一般市民は抗争の危険にさらされることになっただけだ。

 終息が待ち望まれる。

デイリー新潮編集部

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