高山清司若頭も出席した6代目山口組の定例会 話し合われた内容とは?
2日前から地元入りの高山若頭
9月13日、6代目山口組の定例会(司忍組長)が開かれた。高山清司若頭以下、執行部の面々が参加したという。どんなことが話し合われたのだろうか。
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定例会は、組長が若頭補佐を務める4代目倉本組の本部(和歌山市)で行われたという。
「遠方の組長たちは前日入りしていたようで、高山若頭は2日前から地元入りしていたといいます。もちろん地元の事情の聞き取りもありますが、今年8月、6代目山口組と関係の深い指定暴力団・双愛会の塩島正則前会長の葬儀が横浜市内であった際、台風の影響で新幹線が運休してしまってたどり着けなかったことも考慮してのことと聞いています」
と、元山口組系義竜会会長の竹垣悟氏(現・NPO法人「五仁會」主宰)。
ちなみに、6代目山口組のナンバー2の移動となると、新幹線のグリーン車を貸し切るなど、警備の観点から、かなりの人員が配備されることになる。
高山誠賢総長が顔を見せた理由
6代目山口組は暴力団対策法に基づいて特定抗争指定されているため、神戸市内の総本部の使用を禁じられている。それもあってか、この種の定例会は主として中核組織・3代目弘道会の関連施設で開かれてきたという。
「ここ最近、徐々にですが、その他の組織の関連施設で開かれるようになってきています。さまざまな地域の現状を知ることができますし、それが本来の姿でもあります。総本部が使えない状況が続けば、その傾向は広がっていくでしょう」(同)
今回の定例会には、8月4日、大阪刑務所から出所した淡海一家(本部:大津市)の高山誠賢(義友希)総長も顔を見せていたという。執行部のメンバーではない高山総長が登場した理由は?
「定例会に出席したわけではないものの、執行部メンバーに現場復帰を報告したようです。組織としてもそれなりの、と言うか、かなりの厚遇をもって迎えているイメージがありますね」(同)
収監前に生体腎移植手術を受けたうえで約8年の懲役生活を経た後だけに、激ヤセしていた身体のケアに余念がないというが、6代目側としては期待をかける部分もあるのだろう。
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