【速報】立浪監督、福留孝介氏(46)に2軍監督要請も…PL先輩に難色、中村紀コーチ退団と清原氏入閣消滅で“混迷”の中日人事

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福留氏はポスト立浪に“虎視眈々”

 引退からわずか1年後、福留氏は立浪監督に2軍監督の就任要請を受けた。上下関係が絶対のPLの後輩に半ば、強制的にそのポストを引き受けさせようとしているという。

「孝介にとっては片岡というPLの先輩もいる。2人からは相当、圧力がかかっている」(古参のチーム関係者)

 しかし、そこはPL時代に、ドラフト会議で複数球団の指名が競合した末、交渉権を獲得した近鉄への入団を拒否した“鋼のメンタル”の持ち主、福留氏である。

「孝介の考えは(昨オフと)今も変わっていない。むしろチームとしては1年たっても立て直しの兆しが見えず、タツは(来季限りで)辞めることがちらついているとあって、より考えが固くなったのではないか。タツの依頼を受けてチームに入ったとなれば、孝介にタツの色が付く。辞めるときに連帯責任を問う声が出てきかねない。たとえ先輩の要請でも譲らないつもりかもしれない」(同前)

 福留氏が頑なになるのは理由がある。前出の中日OBがこう明かす。

「頭の中に次の監督があるからですよ」

 立浪監督は来季で3年契約が切れる。低迷から抜け出せなければ進退問題は避けられない。まずポスト立浪の有力候補に挙げるのは日本代表監督に就任する井端弘和氏(48)だ。

井端氏と福留氏のマッチレースの様相

 中日OBでもある井端氏は2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)までは指揮を執らず、つなぎの代表監督にとどまる。来オフの中日監督就任に支障はない。

「井端も(21年オフに)タツのヘッドコーチの依頼を断っている。U12日本代表監督を引き受けた後だったことは口実で、タツの次は自分と見立てていたから、ミソが付く可能性があるヘッドは受けられなかった。孝介が2監督をやりたくない理由も同じだろう」(同OB)

 同様にポスト立浪候補とされる福留氏はMLBでもプレーしており、日米通算2450安打を放つなど、選手実績は井端氏を凌駕する。巨人で現役を終えた井端氏に対し、中日で引退した。

「孝介には井端より上だったという自負があるだろう。(東京五輪代表でコーチを務めた)井端は指導経験では上回っているとはいえ、NPB球団で指導経験がないのは同じ。井端より先に監督になるイメージはあるようだ」(同)

 中日は3日の巨人戦(東京ドーム)で今季が終了。福留氏の動向は、立浪監督が背水の陣で臨む来季へ最初の試金石となりそうだ。

デイリー新潮編集部

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