巨人の本拠地が築地市場跡地になる可能性は? 「品川駅の真上に」というプランがボツになった理由
築35年で老朽化
もっとも2021年、三井不動産が東京ドームにTOB(株式公開買付)を行ったことでジャイアンツの「新球場計画」は、いったん落ち着いたとみられた。TOBのあと、読売新聞グループが東京ドーム株の約20%を引き受けることになったからだ。
だが、これが終着点というわけではない。
「東京ドームは建設からすでに35年がたっており、天井膜も含めて老朽化しています。その点、築地市場跡地は都心でありながら東京ドームと同じぐらいの敷地面積が確保できる。とても条件のいい出物なのです」(同)
念願の「築地スタジアム」が実現するかどうか決まるのは、来年3月ごろになる。