「ラグビーW杯」最終決戦迫る! “南米のフィジカルモンスター”アルゼンチン攻略法とカギを握る2人のキーパーソン

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疾走する「松島」と「レメキ」

「日本がこれまで強豪国に競り勝ってきた試合では、日本側が30点前後のスコアを取り、相手を20点台に抑えるという展開が多かった。その“勝利の方程式”を踏襲するためには、アルゼンチンとのフィジカル・バトル、つまり“力比べ”となる場面をいかに少なくするかが重要になります」

 アルゼンチンにフィジカルの強みを出させず、日本の武器であるスピードやパスワークなど組織力で相手を翻弄できるか否かが、勝負の分かれ目になるという。

「選手個々の力量ではアルゼンチンに見劣りする部分はあるかもしれませんが、日本は“皆で戦う”チームとしての総合力に優れています。アルゼンチンと真正面からのフィジカル・バトルをうまく躱しつつ、スピードやテクニックで相手を抜き去り、トライへと繋げるのが日本の理想の形。華麗なステップと自慢のスピードから“フェラーリ”の異名を持つWTB松島幸太朗選手や、スピードだけでなく力強さも備えたフルバックのレメキ・ロマノ・ラヴァ選手の活躍に期待したいです」(村上氏)

 ミスや反則を極力おさえることが勝利の必須条件となることは言うまでもない。15年のW杯で“最強”南アフリカから大金星を上げた当時と違い、いまや世界中から研究されている日本代表チーム。簡単な試合とはならないが、勝機は十分にあるという。

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