【ジャニーズ会見】 「白波瀬傑氏」への挨拶は必須 「ジャニ担記者」に訊く記者会見、取材会の裏側

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ジャニー氏が取材で見せた顔

 ジャニー氏は、担当記者を大切にしていた。晩年は記者と接する機会は減ったが、取材会などで担当記者に囲まれると、出演タレントの面白いエピソードを冗談交じりに明かしたり、プロデュース作品への思いを語ったりした。

「帝国劇場で舞台がある時は、劇場内の貴賓室で記者を招いて取材会をしました。寿司と酒が振る舞われたことがあります。ジャニーさんは酒は飲まなかったです。僕らも舞台が終わった後、原稿を書かないといけないので、酒はあまり飲まず、寿司をつまみながらジャニーさんの話を聞きました。ジャニーさんはゆっくり喋り、語尾が伸びるのが特徴で、とにかく私たちに食べるように勧めてくれます。若い人が目の前で食べるのを見るのが好きなんでしょうね。同席した白波瀬さんは、何も食べずにビールをグイグイ飲んでいましたけど。亡くなる数年前ですが、別の劇場での舞台の時は、ステーキを御馳走になりました。自力歩行も大変そうでしたが、この時もずっと所属タレントのことを話していましたね」(前出・元ジャニ担記者)

 別の取材会では、集まった記者に高級家電のドライヤーがプレゼントされたことがあった。また、記者の誕生日に、ジャニーズ事務所からプレゼントが贈られることも。ただ、こうした贈答品より、有難いものがあるという。

「枚数に制限がありますが、早めに頼んでおけば、ジャニーズタレントのコンサートチケットをとってもらうことができることですかね。あとはトップタレントに直に接することができる。おいしい思いができると言ったらそれくらいでしょうか。抜いた抜かれたもあるし、とにかく忙しく、休日返上もしょっちゅう。 白波瀬氏のもとで一緒に仕事をしていた社員が、既に新しい広報担当として始動しています。今後、何人かタレントの移籍があるかもしれませんが、それでも多くのファンを抱える人気タレントが多数在籍している事実がある以上、これまで通り、専従の担当者を置いて対応していくことになると思います」(同)

 新社名、新体制、補償問題、スポンサー対策……とにかく要注目の事務所であることは変わらない。広報体制も含めどう変わっていくか。記者たちも固唾を飲んで見守っている。

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