買った犬から「先天性障害が見つかった」とペットショップ「クーアンドリク」を訴えた男性 クーリクは「後天性」と主張、最大の争点は「命の交換契約」

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 8月1日にデイリー新潮が、ペットショップ大手「Coo&RIKU」(クーアンドリク)が販売した犬の保障をめぐるトラブルを報じて以降、編集部には同社と契約トラブルを抱える消費者からの声が多数寄せられている。国民生活センターによると、全国の消費者センターに寄せられるクーリクに関する相談は2020年度から3年連続で200件を超えている。今回紹介するのは、購入した犬の健康状態をめぐって同社とトラブルになり、裁判まで起こした会社経営者Yさん(40代)の話だ。

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しつこかった「追加オプション」勧誘

 Yさんがクーリク・秋葉原店でトイ・プードルの子犬を購入したのは、2021年9月27日。一目惚れで購入を決めたが、いざ契約となった時に悩まされたのが担当者からの追加オプションの“猛プッシュ”だった。最長100カ月の「生命保障制度」、「ドックフードの定期契約」、そして動物保険「アニコム」加入への勧誘である。

「厳しいノルマがあるのかと疑うくらいの鬼気迫るものでした。動物保険は必要だと思っていたので入りましたが、ドッグフードは断った。生命保障制度はあんまりしつこいから24カ月だけ入りました」(Yさん、以下同)

 さらに、帰り際にダメ押しとも言える“追撃”まで食らった。

「犬を抱っこして店を出ようとした時のことです。乗ってきた車を店舗に横付けして、たった3メートルの歩道を渡ろうとするのを、『抱えて歩くのは危険だから』という理由で店員が止めるのです。『危ないから引き渡しできない。キャリーバッグを買ってください』と。そして、よくわからないうちに7678円の商品を買わされた」

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