現役組長が子分に破門状を突き付けられた 令和版「仁義なき戦い」はなぜ起きたのか

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3代目中国高木会の会長

 今年8月、現役の親分が子分から破門されるという、過去に例がない事態が起こっていた。実際に破門状が出回っているのだが、なかなか背景や理由が判然とせず、関係者も一様に首をかしげているという。

 破門されたのは、テキ屋系の独立組織である3代目中国高木会(本部・広島市)の大源秀吉会長(82)。

 破門状の日付は今年8月、差出人は4代目中国高木会執行部一同で、「神農道上あるまじき行為多々有り執行部一同協議の結果、破門と致しました」とある。会社で言うならトップが役員にクーデターを起こされたようなもので、たまに見られることかもしれないが、厳しい親子関係で知られるヤクザの世界ではなかなか耳にしない事態だ。...

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