「清原和博」はバットを投げつけ、「達川光男」は審判を騙そうとした…プロ野球、死球を巡る“人間ドラマ”
痛みをこらえて「当たっていない!」
9月19日の阪神対DeNAで、3死球を受けた岡田彰布監督が怒りをあらわにするなど、今季も死球をめぐるトラブルが相次いでいる。そして、過去にも死球をめぐるさまざまな人間ドラマが演じられてきた。【久保田龍雄/ライター】
死球を受けたのに「当たっていない!」といつもと正反対のアピールをしたのが、広島の捕手・達川光男である。
1990年5月24日の阪神戦、0対3の4回、小早川毅彦のソロで1点を返した広島は、なおも三ゴロエラーと山崎隆造の二塁打で無死二、三塁と一打同点のチャンス。...