いずれは今田耕司の隣で…「サンデーLIVE!!」鷲尾千尋アナの猛烈な“お笑い愛”とは
大学時代から“お笑い沼”の住人
鷲尾アナにとって大きかった仕事は、入社2年目の2022年7月に「第43回ABCお笑いグランプリ」でアシスタントを務めたことだろう。彼女いわく「学生時代から担当を希望していた」そうだ。
大学時代の鷲尾アナは「M-1グランプリ」で観た「さや香」の漫才に感動し、“お笑い沼”にハマった。なんばグランド花月などの劇場に週2~3度通うほどのお笑いファンになり、アルバイト2つを掛け持ちして稼いだ金をすべてお笑いにつぎ込んだという。
「さや香」以外にも、「ネイビーズアフロ」と「ラニーノーズ」のファンでもあった。「おは朝」のアシスタントに抜擢された際は、大学時代に2ショットを撮影したことがある「ラニーノーズ」洲崎貴郁との共演が実現している。さしずめ“お笑いの神様”から与えられた幸運なのかもしれないが、この引きの強さも見逃せないところだろう。
そして、この春から「サンデーLIVE!!」のサブキャスターに抜擢され、ついに全国放送に進出した。「生まれてから関西以外で暮らしたことがない」という不安がありながらも、共演者との掛け合いもお見事で堂々たる仕事ぶりを見せている。生放送特有の緊張感には「おは朝」で慣れているものの、局やスタジオ、共演者が変われば勝手が違うところもあるだろう。そのハードルを楽々と越えたように見える。
観ているだけで伝わる“温かい雰囲気”
この番組に限らず、目を見張るアドリブ力も鷲尾アナの魅力の一つ。共演者とのやり取りがとても自然で年齢の差を感じさせず、何より観ているだけで“温かい雰囲気”が伝わってくる点は特筆に値する。
鷲尾アナは今年8月30日で思い出深い「おは朝」を卒業した。「わしぱんミュージアム」などの名物コーナーもあったため、SNS上などでは卒業を惜しむファンの声が多数溢れた。
その代わりに9月からは、同局のもう一つの看板番組「newsおかえり」(毎週月~金曜、午後3時45分~同7時)にレギュラー出演し、サブキャスターとフィールドキャスターを担当している。
同番組の顔だった東留伽アナが留学で、津田理帆アナが産休で抜けるという状況で、人気・実力とも申し分のない鷲尾アナに白羽の矢が立ったのだろう。将来を期待されている彼女に相応しい起用といえそうだ。
最後に一つ、筆者から今後に一言。鷲尾アナは昨年の「M-1グランプリ」で、敗者復活戦のリポーターと出番順の抽選会を担当した。ならば今年はぜひ、敗者復活戦の女性司会を担当してほしい。そしていずれは、本戦で今田耕司の隣に……と願ってしまう。お笑い好きアナとしては、ぜひとも叶えたい夢ではないだろうか。