いずれは今田耕司の隣で…「サンデーLIVE!!」鷲尾千尋アナの猛烈な“お笑い愛”とは
テレビ朝日系のニュース情報番組「サンデーLIVE!!」(日曜午前5時50分)で、9月3日の放送を最後にMCの東山紀之が降板した。10日の放送回からMCを務めていた同局の野上慎平アナも、24日の放送で卒業している。
そこで注目したいのは、サブキャスターの鷲尾千尋アナだ。大阪の朝日放送テレビ(ABCテレビ)から出向扱いで出演中の彼女は、今夏のフリー転身に伴って同番組を卒業したヒロド歩美アナの後任。関西では「わしぱん」の愛称で呼ばれている鷲尾アナについて探ってみたい。
【写真を見る】「めっちゃ可愛い」鷲尾アナが今宮戎神社の福娘代表を務めた時の貴重ショット 白い着物で宝恵かごに乗る姿はまるでお人形!
関西女子アナの登竜門・今宮戎の福娘
鷲尾アナは1998年10月22日に奈良県香芝市で生まれた。関西外国語大学に進学し、1年時には応募総数2871人の中から今宮戎の第66代福娘(福むすめ)代表に選ばれ、2008年1月の「十日戎」(とおかえびす)に参加している。
福娘とは、今宮戎神社(大阪市浪速区)で毎年1月に行われる「十日戎」で奉仕をする女性のこと。満18~25歳までの高校生を除く未婚者が対象で、毎年多数の応募者から40人が選ばれる。鷲尾アナはその40人の「代表」を務める3人のうちの1人だった。
福娘には未来の女子アナが多く、元TBSの進藤晶子アナや日本テレビの黒田みゆアナらも経験者だ。鷲尾アナの同じ年の福娘には、毎日放送(MBS)の清水麻椰アナがいた。入社年は清水アナが2年先だが、鷲尾アナも女子アナを目指すようになり、大学3年時からアナウンススクールに通った。
アナウンサーになれなければ旅行会社への就職を希望していたそうだが、努力の甲斐あって、2021年に朝日放送テレビに入社した。同期のアナは男女ともにおらず、彼女1人だったことからは局側の期待が感じられる。
入社直後の新人研修中でも看板番組レギュラーに
その期待を裏付けるかのように、入社5日後の4月5日から朝の情報番組「おはよう朝日です」(月~金曜朝5時)の第1部アシスタントを担当することになった。「おは朝」は1979年から続く生放送の長寿番組。新人研修中の新人アナがそのアシスタントを務めることも、新人教育の厳しさで知られる同局が入社間もないの新人アナをレギュラー番組に起用することも史上初である。
注目の“デビュー戦”での鷲尾アナは、番組のオープニングから登場。第1部MCの小西陸斗アナからリクエストされ、特技だという“野原しんのすけのモノマネ”を披露するなど度胸満点なところを見せつけた。さらに午前6時からの第2部でも2回あるお天気コーナーに登場。その日の天気に合った服を紹介する「わしおのおしコーデ」をスタートさせ、長寿番組に新たな風を吹かせた。
同年の夏に放送された「甲子園への道」にも出演し、1年先輩の大野雄一郎アナと交代で関西ローカルパートのリポーターを担当した。同年10月からは、ABCラジオ「とびだせ!夕刊探検隊」でメインパーソナリティのパートナーとして、2022年9月の番組終了までレギュラー出演した。
ラジオではその後、同年12月末からABCラジオ開局70周年記念特別番組「目指せ100年!いろいろあったでABC ラジオスクープ大賞!」で初のメインMCを務めた。このラジオ番組では、4人の先輩アナが部門別に推薦した過去の放送音源やエピソード(スクープ)から大賞を選ぶという大役も任されている。
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