高2で欽ちゃんと同居、イモ欽を経て俳優、結局「お前、3億円損したよ」と言われ…ワルオ「西山浩司」が語った芸能生活50年

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3億円損したよ

西山:僕としては10年はやるつもりだったんですけどね。結局、ワンクールで終わってしまいました。でも、療養中だったボスの石原裕次郎さん(1934~1987)と最終回で会うことができました。机に座ったボスの前で僕が演技をするなんて、夢のようでした。とにかく、あんなオーラのある人を見たのは最初で最後です。

――欽ちゃんは?

西山:いやいや、萩本さんと初めて会った時は、まだ子供でしたから……って言うことにしてるんです。

――その後、「太陽にほえろ!Part2」にも出演した。

西山:「Part2」もワンクルーで終わっちゃいました。「欽ドン」で運を使い切っちゃったのかなと思いました。萩本さんにも言われましたよ。「お前、(役者になって)3億円損したよ」って。しまった!と思いました。

――欽ちゃんとは今も付き合いがあるのだろうか。

西山:顔を合わせることは少なくなっていますけど、近況はわかってますよ。だって、僕と萩本さんのマネージャーは同じ人ですから。

――現在、西山はバンド活動やポッドキャストでの配信を活動の中心としている。

西山:昔から音楽が好きだったんですよ。10月9日には、デビュー50周年ライブ「50年分のLOVIN’ TONIGHT!!―後夜祭」(https://waruo.jp/events/event/50th_live_vol2/)を行います。そして12月23日には、イモ欽でディナーショーも行いますよ。

――昨年はイモ欽トリオで初の全国ライブを行った。

西山:数年前からイモ欽の活動も行っています。リーゼントはロマンスグレーですよ。3人の仲は今が一番いいんじゃないかな。昔、僕と健次は殴り合い寸前になったこともありましたが、みんな年も取ったし、丸くもなった。ライブのトークなんて、打合せなしでも絶妙なバランスでできますからね。僕も紆余曲折ありましたけど、あの「ハイスクールララバイ」があったから、今もこうしてやっていけてるんですよ。

前編【西山浩司が語る「イモ欽トリオ」秘話 ハイスクールララバイは160万枚売れたのに音楽賞はゼロ、紅白にも出なかった理由】からのつづき

デイリー新潮編集部

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