ド軍・エースの大スキャンダルが山本由伸、今永昇太のメジャー入りに大きな影響 第二のバウアーになる可能性も

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マエケン、藤浪……意外な日本人選手も

 DV騒動までは「好感度の高い選手」だった。トレードマークのメガネには理由があり、左目に先天性の病気、まぶたに腫瘍ができて視界を狭くさせる疾患を抱えていた。それを乗り越えてのメジャー昇格であり、走者を出しても粘り強く投げ込んでいくピッチングスタイルに、多くのファンが拍手を送っていた。

「牽制球が巧いんです。一塁走者を何度もアウトにしてきました」(前出・同)

 しかし、騒動で好感度はガタ落ちしていった。もっとも、背を向けていったファンに「チキショー!」と思ったのか、ローテーションの中軸に成長し、21年には20勝を達成している。

「MLBは裁判で無罪となっても、DVに関しては独自に処分すると決めました。実際、現在はDeNAに在籍するトレバー・バウアー(32)もDV騒動を起こしていますが、ドジャースで再スタートを切ることができませんでした。ウリアスにも厳しい処分が下されるというのが大方の見方です」(前出・米国人ライター)

 先発投手の補強が必須な球団は今永や山本がどうしても欲しい。彼らに高額な年俸が提示されるようだが、「ウリアス騒動」に巻き込まれそうな日本人投手はほかにもいる。マエケンこと前田健太(35)だ。

「今季は8年契約の最終年で、前田の年齢、メスを入れた右ヒジの回復具合などから去就に関するさまざまな憶測が囁かれています。この8年契約は旧在籍チームのドジャースと交わしたもので、ツインズが引き継いでいます。19年シーズン後半、前田はウリアスに先発枠を奪われ、トレードを志願。ツインズ入りしています」(前出・同)

 気になる情報もある。ウリアスの代理人はスコット・ボラス氏(70)。強気な交渉については説明するまでもなく、ウリアスの名誉回復、そして、再起の場を勝ち取ろうとするのは間違いないが、彼のクライアントには藤浪晋太郎(29=オリオールズ)もいる。藤浪の契約は1年だった。今オフ、いったんフリーエージェントとなり、オリオールズや他球団と交渉する流れだが、「ウリアスとのセット販売」なんてこともあるかもしれない。

「どこにも行く球団がなければ、バウアーのようにウリアスがNPBに来る可能性も捨て切れません」(前出・現地メディア関係者)

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