暗号資産でファンから「10億円」調達! 「秋元康」新アイドルグループ「驚きのプロジェクト全貌」とテレビ局がヤキモキする理由
「アイドル」「暗号資産(仮想通貨)」「ブロックチェーン技術」――この3つのキーワードを融合させた新しいプロジェクトの本格始動が目前に迫り、エンタメや金融業界を中心に大きな注目を集めている。一方で複雑な視線を送るのがテレビ局だといい、その意外な理由を関係者が明かした。
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「AKB48」や「おニャン子クラブ」などを世に送り出した作詞家の秋元康氏がプロデュ―スする新たなアイドルグループ「IDOL3.0 PROJECT」が話題となっている。応募総数1万人のなかから、デビューできるのはわずか11人――。メンバー募集が始まった今年4月以降、複数回の審査を経て、ついにファイナリスト29名にまで絞り込まれているという。
「10月7日に最終合格者が決定し、選ばれた11人は年内にもデビューする予定です。プロジェクトはいま、最大のヤマ場を迎えており、注目度も急上昇。デビュー前のアイドルグループに業界が関心を注ぐのは、総合プロデューサーを務めるのが“秋元氏だから”というだけではありません」(スポーツ紙記者)
今回のプロジェクトが従来とはまったく違ったコンセプトや戦略のもとに立ち上げられ、「新時代のアイドル」誕生の可能性が囁かれているためという。
「アイドルの活動資金は暗号資産を活用してファンから直接調達するという前例のないシステムを採用し、ファンの推し活をサポート。さらに調達した資金から卒業するメンバーの“退職金”を賄い、アイドルのセカンドキャリアも支援するという壮大な構想を描いています」(同)
「25倍」に急騰
今年3月、同プロジェクトの運営を手掛ける「オーバース」社が新規の暗号資産「Nippon Idol Token(NIDT)」を発行。すでに資金調達は始まっているという。
「NIDTの総発行枚数は10億枚で、最初の公募時にうち3億枚が1 NIDTあたり5円で販売された。完売にはならなかったものの10億円を超える資金調達に成功したとされます。購入したファンは保有枚数によって、メンバー選考過程で行われるファン投票で優遇され、これまで以上に推し活の実感や手応えが得られる形になっている。それだけでなく、アイドルの知名度とNIDTの需要は比例するので、デビュー後に人気が出れば、NIDTの価値も値上がりしていく仕組みになっています」(アイドルライター)
NIDTの現在の値は67円前後と、販売当初の約13倍に値上がり。しかし9月中旬に付けた最高値の125円と比べると、大幅に値を下げている。
「8月に『ホワイトナイトシステム』の導入が発表され、購入者によるオーディション参加メンバーへの投票が可能になった。推しメンバーが審査で落ちても、投票によって救済できる制度を指し、実際、導入後に落選したメンバーが復活した例もある。ファン心理を刺激する同システムの登場によって当時、“買い”が殺到したといわれています」(同)
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