「らんまん」は朝ドラの王道ではなかった 槙野万太郎が果たした役割に重要な意味

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 神木隆之介(30)主演のNHK連続テレビ小説「らんまん」が好評のうちに幕を閉じる。最近の視聴率も個人10%弱(世帯17%以上)と高水準を推移。「らんまん」は何を描き、なぜ視聴者を惹き付けたのか。

 朝ドラの王道はヒロインの成長物語。だが、「らんまん」は違った。植物学者・牧野富太郎博士をモデルにした主人公の槙野万太郎(神木隆之介)は、ずっと変わらなかった。だからこそ、万太郎はこの群像劇における座標軸の役割を果たせた。

 万太郎は幼いころから一途に植物を愛し続け、出世や名声には目もくれなかった。...

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