「30年休みなし」「大学時代1浪2留」… 山口那津男代表のぶっちゃけトークも話題に! 公明党の公式TikTokが“大バズリ”の裏事情

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 公明党が新たな広報戦略として始めたTikTokが「クオリティ、高すぎ!」と評判になっている。山口那津男代表ら党の主要メンバーが1分前後の尺の動画内で“躍動”し、公明議員らしからぬぶっちゃけトークを披露。大胆なイメチェンを図った裏側を探ると、党内を覆う深刻な“危機感”が見えてきた。

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 現在、公明党のTikTok公式アカウントには20を超える配信動画が並び、山口代表のほか、次期代表候補とも噂される岡本光成・党国際委員長、石井啓一・幹事長、佐々木さやか・広報委員会宣伝局長の4名が登場。

 なかでも山口代表と岡本氏の動画が大半を占め、2人のコメント欄には「マジ受ける」「かわいい」「印象変わった」などの感想が並ぶ。記念すべき配信第1号となった8月19日の動画では、弁護士でもある山口代表に“いまも六法全書を暗記しているか?”を試す「抜き打ちクイズ」の模様が映されている。

「フォロワー数は約8000、“いいね”は7万程度とまだ発展途上ですが、テンポのいい構成に加え、字幕や吹き出しの使い方も“コミカルで秀逸”と永田町でも話題になっています。先日の岸田内閣の改造人事について、山口代表は『内向きで国民にアピールしきれなかった』と低評価を付けましたが、それも自党のアピール力に対する“自信の裏返しから出た言葉では?”とからかう声もあるほど」(全国紙政治部記者)

 実際、動画内で山口氏らは国会内で見せたことのないフランクな様子で、“そんなことまで言っちゃうの!?”といった発言も披露。これまでの「堅物」のイメージを大きく変える内容となっている。

「20年前から夫婦別姓に賛成」

 たとえば8月27日配信の動画で、山口氏は1996年と2000年に2回、落選した事実を告白。インタビュアーから“でも落選しても党からお金をもらえるのでは?”と直球の質問をブツけられると、「落選した人には党から一文も出ません。自力でね、生き延びなきゃならない」と返答。

 また“休みはあるのか?”との質問には「公明党にいる限りありません」と答え、30年以上無休であることを“暴露”。他にも大学時代に「1浪2留」した過去をカミングアウトするなど、“身を削った”トークを連発している。

 さらに山口氏の政治的信条に踏み込んだ動画も。インタビュアーから“同性婚に反対するの、やめてもらえませんか?”と突っ込まれると、「私は賛成なんですよ。好きになった人同士が一緒に暮らす、結婚をする。これはもう自然なこと」と真顔で反論。選択的夫婦別姓についても「私はね、20年前から賛成なんです」と語っている。

 米投資銀行ゴールドマン・サックス出身の岡本氏に突撃した動画では、ゴールドマン時代の上司がイタリアの元首相マリオ・ドラギ氏だったことや、当時の主要クライアントの一人に米ドナルド・トランプ前大統領がいたことが明かされ、トランプ氏のことを「典型的なアメリカのおっちゃん」と評す場面も。岡本氏が「こんな陽気なおっちゃん」だったことに驚きの声が上がっている。

 登場するなかで唯一の女性議員である佐々木氏の回では、旦那からのクレームに応える形でトークは進行。夫婦間の口喧嘩で「1回も勝てたことがない」との旦那のコメントを受け、「それはそうだと思います。全勝ですね。自分の主張の組み立てが甘いんじゃないですか」とバッサリ。コメント欄も「強すぎ」「美人」などと大盛り上がりを見せていた。

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