イニエスタに「1億5千万円の金銭トラブル」 当事者は「“お腹が空いたからスシを!”と横暴な態度」「2週間も連絡が取れなくなることも」

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「本人も乗り気だった」

 むしろ訴えたいのはこちらの方だというわけだが、当初はイニエスタ側と良好な関係だったという。

「昨年の春ごろに知人の紹介で知り合って話が始まったんですが、イニエスタは引退しても“日本でビジネスをやりたい”と希望していると聞きました。会社としても、あのイニエスタから要望を受けたとなれば喜ばしいことだと、すぐに提案書を出しました」(同)

 その当時、イニエスタは公式のYouTubeチャンネルを持っていなかった。そこで提案書では、サッカーに関心のないファン層も取り込もうと専用チャンネルの開設を企画。ここで知名度を押し上げ、チャリティーマッチの開催でイメージを高める。長期的には市町村と提携して特定の地域にファンを集め、1次から3次産業にまで従事してもらう「イニエスタ村」を作ろうと計画したというのだ。

 先の関係者が続けて話す。

「契約前にディスカッションを何度も行いましたが、イニエスタ本人も“イイよ! 進めよう!”と言ってくれて、マネジメント会社の社長やスタッフたちも乗り気だったんですよ」

公式サイトや動画チャンネルが始動

 昨年8月に双方で契約が交わされ、11月には「イニエスタ Family club」と題した公式サイトや、動画チャンネルも本格的に始動。会員増を狙い数々の特典が発表されたのであった。

 現在は閉鎖されたウェブサイトを見ると、年会費2万2千円を支払った会員には〈スペシャル特典〉として、昨年12月にカタールで行われたW杯の日本対スペイン戦に2組4名を招待。〈飛行機代、ホテル代、チケット代が全てが無料。さらにイニエスタに必ず会える〉と謳い、〈通常特典〉でも〈イニエスタ主催チャリティーマッチ全員招待〉と題し、〈最大5万人収容のスタジアムで開催されるチャリティーマッチ観戦チケットを全員プレゼント〉と大風呂敷を広げた。またイニエスタ本人が出演する動画も用意され、〈オフの秘蔵映像など、誰も見られない限定ムービー〉が配信されるなど、ファンの心をくすぐる仕掛けがちりばめられていた。

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