「工藤會」2トップの控訴審の行方、新体制となった組織の今後

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工藤會の独自路線

「今回、野村総裁の死刑を仮に回避できたとしても、田上会長も含めて社会復帰できる可能性はほぼゼロ。他の暴力団はある程度警察などとの付き合いをしていますが、工藤會会は今なおそういうことを一切していません。その独自路線を貫くのならば、水面下に潜り続けて活動した方が組織にとってメリットがあるとの判断も見え隠れします。新体制がどのように活動していくかについて、捜査当局のみならず他の暴力団組織も注視していると聞いています」(先の竹垣氏)

 1審で大いに物議を醸したのは、野村被告が死刑判決を下した裁判官に投げかけた次の言葉だった。

「公正な裁判をお願いしていたんだけどねぇ。こんな裁判あるんか。あんた、生涯このことを後悔するぞ!」

 控訴審ではいかなる主張が展開されるのかもまた注目されるところである。

デイリー新潮編集部

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