「工藤會」2トップの控訴審の行方、新体制となった組織の今後
逮捕から9年
特定危険指定暴力団・工藤會(本部・北九州市)の野村悟総裁(76)が福岡地裁で死刑判決を受けてから約2年。9月13日から福岡高裁で控訴審がスタートした。弁護団を解任して新体制で臨む被告側が、狙っているのは「逆転」――死刑判決の回避だ。そのためナンバー2で無期懲役の判決を受けた田上不美夫(67)会長は、一部の事件については田上会長自身の独断で指示を下したという主張へと方針転換した。27日には両名への被告人質問が予定されている。そんな中、工藤會内の序列にも変更があったという。...