宮内庁が目配りをする「佳子さまの電撃婚」

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膨張するように見える工事費用

「その後も、分室内の間取りを変更したり、すでに決まっていた分室の電気設備工事にコンセントや屋外への照明器具の追加をしたり、秋篠宮家のために働く皇嗣職が使用するスペースを新たに建設したりする工事が発生しています。元々、分室は皇嗣職職員の事務スペースとして使われる予定だったわけですが、佳子さまがそこで生活されることによって、事務スペースが足りず、他で確保することにしたと見られても不思議ではないでしょう」(同)

 宮内庁側が説明を重ねても問題が沈静化しないのはどうしてなのか?

「一連の工事費用はすべて税金から支出されるわけですが、国民のあいだでその使い道への厳しい視線があるように感じます。これは皇室に限ったことではありませんが、タイムリーで細かな説明が求められるところなのかもしれません」(同)

 そもそも、昨年から「佳子さまの別居」が噂され、今年の6月になってようやく公表された背景には、「外部からの宮内庁への抗議の多さ」があったとされる。

電撃婚の行方

「そういった抗議があったからというわけではありませんが、国民の声には敏感にならざるを得ないでしょう。そのため、ここ最近も、佳子さまのご結婚についても想定しながらかなり目配りをしているようです」(同)

 佳子さまは今年12月の誕生日で29歳を迎えられる。姉の眞子さんが30歳で結婚されたことを踏まえれば、「そろそろ」と見る人がいても全く不思議ではないだろう。

「言うまでもなくとてもおめでたいことなのですが、それをまた工事のことと結びつけて批判する向きがいないとも限りません」(同)

 眞子さんの婚約発表以降、何か動きや説明があるたびに、ツッコミのような声が上がったり、宮内庁に抗議が寄せられたり、という負のサイクルに近いものが生れてしまっている。ネット時代の世論の変化に対応が追い付いていないという面もあるのだろう。それだけに宮内庁は早い段階であらゆる可能性をシミュレートする必要があるということのようだ。

デイリー新潮編集部

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