秋の改編で「たけし」対「所ジョージ」の対決が実現 所はこれまで「たけしとさんまの裏番組には出演しない」と言っていた

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「VS魂」と「アンビリ」の関係

 ちなみに、テレ東は独自路線を歩み、午後6時25分から午後9時まで「水バラ」を放送している。「バスVS鉄道 乗り継ぎ対決」や「ローカル路線バス乗り継ぎ旅」といった特番が人気だ。

「『アンビリ』が水曜午後8時に移ったことで、『笑ってコラえて!』の裏番組となりました。これがテレビ業界では大きな注目を集めています。『笑ってコラえて!』も1996年から放送されている長寿番組ですが、MCを務める所ジョージさん(68)はビートたけしさん(76)と明石家さんまさん(68)には礼節を尽くすため、『2人の裏番組には出演しない』ことで有名だからです。所さんのポリシーは変わっていませんが、たけしさんの番組が移動したことで直接対決が実現してしまったのです」(同・スタッフ)

 思わぬ形でたけしvs.所の“視聴率バトル”が幕を開けるわけだが、こうなったのには相葉雅紀の新番組も影響を与えているという。

「フジは長年、木曜午後7時台に『VS嵐』を放送していました。嵐の冠番組ですから視聴率は好調でしたし、視聴者層も広範でした。次に『アンビリ』が放送されるという流れもよかったのです。ところが、嵐の活動休止に伴い、20年12月に番組は終了。新番組として『VS魂』をスタートさせましたが、視聴率が一気に下がってしまい、その影響を『アンビリ』も受けてしまったのです」(同・スタッフ)

「勘弁してよ」

 相葉の新番組「木7◎×部」は「アンビリ」と視聴者層でミスマッチが起きる可能性があることは前に触れた。実際、フジは10月19日から木曜午後8時にオードリーの若林正恭(45)と春日俊彰(44)、ハライチの岩井勇気(37)と澤部佑(37)がMCを務めるトーク番組「オドオド×ハラハラ」をスタートさせる。

「『オドオド×ハラハラ』の制作を決めた時点で、『アンビリ』を打ち切るという選択肢はあったと思います。それが存続と決まったことを、少なからぬ業界関係者が『たけしさんの顔を立てたのだろう』と見ています。一方の所さんですが、2020年4月に放送された番組で、たけしさんとさんまさんの裏番組には出演しないと決めていることを、2人は『わかってんじゃないの』と言い、『あの人たちは私の裏には平気で出るけどね』と笑わせました。それが意外な経緯から“直接対決”となってしまったわけですから、『勘弁してよ』というのが所さんの正直な気持ちなのではないでしょうか」(同・スタッフ)

 もちろん所の責任がゼロであることは言うまでもない。あくまでも、たけしの番組が引っ越してきたのだ。

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