コンビニで「成人誌」を買う母の愛… 紗倉まなが訴えたい“ペット用品”の品揃え
コンビニが「猫派」に寄り添う理由
紗倉:そう言えば、雑誌売り場が減ったことでスペースが空いたのなら、もう少し充実してほしい商品があるんですよ。
渡辺:ガム(前編参照)ですか?
紗倉:いえ、ガムの件はひとまず納得しましたので、それ以外です。コンビニに「ペット用品」が増えるとありがたいなと思っていまして……。
渡辺:なるほど。たしか紗倉さんは犬を飼われてますよね。何という名前でしたっけ。
紗倉:公表してないんですよ。「個犬情報」の都合上、名前は伏せさせていただいておりまして、SNSなどでは「イッヌ様」とお呼びしています。
渡辺:「イッヌ」って、犬のネットスラングでしたっけ?
紗倉:そうです。よく利用するコンビニに犬のおやつコーナーがありますが、品揃えに物足りなさを感じています。なぜか犬よりも猫向けの商品の方が多いんですよね。
渡辺:その品揃えは、実はコンビニの特徴なんです。ペット市場全体で見ると、犬の方が市場が大きいのですが、コンビニが重視しているのは猫の方です。
紗倉:どうしてですか?
渡辺:コンビニ利用が多い一人暮らしの場合、犬よりも猫を買っている人の方が多いからです。ただし、近年は小型犬を飼う人も増えているので、小型犬用のドッグフードを扱う店舗も増えています。
紗倉:それ、ずっと気になってたんです。置かれているのは小型犬用ばかりで、うちのイッヌ様は中型犬なんですよ? コンビニは中型犬・大型犬に対して冷たい……。
渡辺:需要の問題ですから、しょうがないじゃないですか。中型犬や大型犬を飼っているのはファミリー層が多く、彼らはペット用品の購入でコンビニを利用しませんからね。
紗倉:「中型犬を飼っている単身者もいるよ!」という声をコンビニの本部に届けたいです。
渡辺:届いたとしても、都市部では難しいですよ。近隣にお店が少ない地方ならば、コンビニで取り扱っている可能性は高いと思いますが。
紗倉:ずるい。
渡辺:有り体に言ってしまうと、コンビニの判断は「売れるか売れないか」です。ただし、紗倉さんはコンビニのヘビーユーザーですから、行きつけの店舗に訊ねてみる価値はあります。もしも本部推奨の商品のなかに中型犬向けのドッグフードがあれば、オーナーが常連客である紗倉さんの要望に応えてくれるかもしれない。
紗倉:それはいいことを聞きました。近いうちに必ず確認してみます!
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