大病を乗り越えた佐野史郎「同じものを見ているようでも、見えているものは違う」 自身初の写真展で覚えた“呼ばれた感覚”とは

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 ミュージシャン、写真家としても活躍する俳優・佐野史郎(68)が写真展を開催する。私生活では今年6月末、急性腎障害で10日間ほど入院し、2021年にはがんの一種である多発性骨髄腫も患った。生と死を見つめる時間を経た佐野は、今伝えたい思いを今回の写真展に込めるという。

 写真展のタイトルは「佐野史郎写真展 瞬間と一日」。10月14日から箱根の「彫刻の森美術館」(神奈川県足柄下郡)で開催される。展示されるのは、同美術館の2024年カレンダーのために撮り下ろした作品と、幕末から島根県松江で病院を営む佐野家で保存されていた“佐野家のヒストリー”ともいえる写真などだ。...

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