ギャンブル依存症を告白したミケルソン、ガルシアは「札束を叩き付ける」ような行為で…2人のリブゴルフ選手に浮上した「カネの問題」
「悪童」が改心したはずが…
19歳でPGAツアーにデビューし、タイガー・ウッズと激しい一騎打ちを演じて脚光を浴びたガルシアは、それ以降、人が変わったように高飛車な態度を取るようになった。問題発言や問題行動が日に日に増え、「悪童」と呼ばれ、すっかり孤立していった。
その後、母国スペインに帰り、半年ほど戦線離脱したガルシアは、やがて改心し、「僕は間違っていた」と涙ながらに語った。そして2017年のマスターズを制覇して大きな拍手と賞賛を浴びた。
しかし、その後は、名声と脚光に溺れ、そして「お金の魔力」に取りつかれてしまったのだろう。リブゴルフの破格の移籍料に魅せられ、古巣のPGAツアーやDPワールドツアーの悪口を散々口にしたガルシアは、「早く向こうのツアーに行きたい。せいせいする」と捨て台詞も吐いて、リブゴルフへ移籍した。
そして、10万ドルの罰金を拒み、DPワールドツアーのメンバーシップをさっさと返上しておきながら、いざライダーカップに出られないと知った途端、「100万ドルあげるから、僕にメンバーシップを返してよ」と平気で言い放った。そんな今のガルシアは、真っ当な思考力や判断力を失い、すっかり自分を見失っている。
「お金の魔力」は本当に恐ろしく、今はガルシアも暗黒時代の真っ只中にあるのかもしれない。願わくは、そんなガルシアに優しく手を差し伸べ、暗闇から救い出してくれる「誰か」の存在があってほしい。
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