紀子妃の「薔薇のアーチ」言及で眞子さんとの溝が深まる理由とは?

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「あたかも他人事のように…」

 さる皇室ジャーナリストによれば、

「宮内庁とは、いかに幹部であれ天皇陛下や皇族方のご意思を確認することなく“能動的”に作業を進めることが許されない役所です。かといって庁側が“皇族方のご意向を受けて動いた”と明かすわけにもいかない。紀子さまも皇嗣職も、苦肉の策でこうした表現にするほかなかったのでしょう」

 それは、以下の箇所からも明白だという。

「紀子さまは、工費の増額にも触れられ『資材が高騰するなどによって当初の予定より金額が増加したことをとても心配しておりました』と振り返っておられます。ですが、工事期間中には度々現場に足を運ばれ『内装に金(きん)を用いてほしい』などと細かく注文なさった紀子さまは、いわば陣頭指揮を執ってこられたお立場。それがあたかも他人事(ひとごと)のように『心配しておりました』などと仰っても、あまりに現状とかけ離れていると言わざるを得ません」

 文書では、佳子さまが折にふれて本邸に立ち寄られ、ご家族と会話や食事をなさっているといった“円満アピール”も記されていた。

 元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司氏が言う。

「紀子妃殿下のご回答は、6月30日に皇嗣職大夫が説明した内容と大筋で一緒です。大夫の説明は理解しがたいものでしたから、今回のご回答も残念ながら同じです。多くの国民が納得する内容とは思えません。例えば『どなたがどこに住まわれるか』を私的な事柄のため公表しないとなれば、秋篠宮殿下が本邸にお住まいになることも公表できなくなります」

眞子さんには“逆効果”

 文書の問3では昨年に続き、ニューヨークで小室圭さんと暮らす長女の眞子さんの近況を問うている。

「ご回答は昨年と同じく『本人の希望もあり、お答えは控えます』というものでした。ただ昨年は『いつか娘と一緒に木香薔薇(もっこうばら)のアーチを歩きたい』との願望を記されていたところ、今年はすでにアーチを作り始め、黄色の小花を咲かせたと記されています。これに合わせて文書は『眞子の幸せをいつも願っております』と結ばれていたのです」(前出記者)

 木香薔薇とは、内親王時代の眞子さんの「お印」であった。秋篠宮家の事情を知る関係者が明かす。

「眞子さんの近況については、昨年11月の秋篠宮殿下のお誕生日会見でも質問が出ましたが、殿下は『本人が控えてほしいと申しているようなので』と仰るのみでした。日本から飛び出すように渡米した眞子さんが、ご両親と距離を置きたがっていることは殿下もよくお分かりで、それゆえ『いずれ話せる時が来るまでは、そっとしておくのがいい』と“達観”の構えでいらっしゃいます」

 これに対し、

「妃殿下は、あれこれとアウトプットなさらなければ気が済まないご性分。本来なら木香薔薇のくだりはお身内だけのやり取りで収めておかれればよいものを、善かれと思ってあらわになさってしまった。当の眞子さんは、こうしてご両親のお誕生日のたびに自らに言及されることを全く望んでおらず、これではかえって妃殿下に対する嫌悪感を募らせてしまうだけです。改修工事の問題にしても、根底にあるのは妃殿下と周囲との“認識のズレ”なのです」

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